六十二番札所 ムネサキ から 三十七番札所 内野 へ
矢取の霊場から徒歩でおよそ10分。印鑰神社の社務所の奥にあります。右手のお堂は観音堂。中央も、観世音菩薩。左手は、六地蔵石憧と書かれています。しっかりお世話がされているお堂でした。
なお、御井町誌179ページに解説あり。
(2021年1月30日)
宗崎の霊場から約800M。
随分調査しましたが、村中という地名は見つかりませんでした。すなわち、村の中ほどにある霊場という意味として解釈します。もう一つ、立馬場というお堂が村中にあるのですが、道中案内書から解釈すると、この慈童寺が有力に思えます。寺自体は廃寺。笹薮と化していました。なんでも、市役所に勤務する方が維持されていたらしいのですが、現在は寺町の◯◯寺の管理とのこと。敷地内の右側に蔦がからむお堂がありました。悲しい姿でした。
井堀という集落には、もう一つおこもり堂というものがありますが、やはり「おこぼうさん」と呼ばれるこちらの霊場を45番としてみます。ただし、三井四国という言葉が刻まれたものなどが、全く見当たりません。でも、地元の方々のお話では、古くからお参りとお接待が盛んだったそうです。
高良内を走る現在のメインルートは新しい道路で、旧道と新道は、竹の子のバス停手前で合流しています。その合流ちょっと手前の旧道から入ることができます。
竹の子から一の瀬に向かう道の右手に採石場があります。入り口に「聖地唐谷不動尊御瀧」という石碑が立てられれいます。そこから恐る恐る採石場に侵入。事業所名などが書かれた看板のワキに登山口があります。そこから、5分ほど登ると到着します。地元の自治会でお掃除をされているそうです。が、荒れています。絵地図では、一の瀬から引き返して進むようになっていますが、これは間違いだと思います。それとも、唐谷霊場の奥に、内野へ向かう山道でもあるのだろうか?
唐谷から2.6km。歩いておよそ30分。高良内団地へ向かう道から右に入り込むと、すぐに小山があり、その上にあります。門にセブンイレブンがあります。お堂の横には、十三の石仏が並んでいました。弘法大師像には大正十二年と彫られていました。一年ぶりに来てみたら、十三仏のエプロンが新調されていました。
(2021年2月)